快適な空の旅をお届けするANAと、世界で初めてクレジットカードを発行した歴史を持ち『ステイタスカード』の代名詞と呼ばれているダイナースクラブが、より洗練されたサービスを追求するために提携。ダイナースクラブにおいて最高峰に位置付けられている「プレミアムカード」は、会員の中でもごく限られた人だけが手にすることができる特別なカードです。
と書かれた1枚の招待状が届きました。
少し前まで、クレジットカードで決済して、マイルを貯めるのに一番、還元率の良いクレジットカードは、ANAダイナースクラブプレミアムカードでした。
驚異の還元率2.0%は他のクレジットカードの追随を許さず、さらにより魅力的な特典がついていたのですが、現在は、還元率1.5%とANA VISAプレミアムカードと同じ還元率になっております。(裏技を使えば、VISAプレミアムのほうが還元率は良いです。)
というか、私のような一般庶民が持つには、年会費16万円超のカードは無駄な出費でしかないのですが、マイルの還元率はさることながら、付随している特典を十分に利用することによって、元を取ることも十分にできる陸マイラーの最終兵器となります。
ダイナースプレミアムの特典は、ホームページにも記載していますのであまりだらだら書いても意味がないので、平ダイナースとかぶるサービスも多いですが、実際に体験して、これをお得といたものをチョイスしてお伝えします。
Contents
限度額
クレジットカードには、ご利用限度額というものが定められていますが、ダイナースプレミアムには一律の限度額は定められていません。
ただ、無制限にカードを利用できるというわけではなくて、ご利用実績等に応じて、上限が変わっていくようです。
事前に通知しておけば、高級外車やマイホームも買えてしまうといった都市伝説も聞いたことはございますが、真偽のほどは確かではございません。
普通に利用している状況で、限度額いっぱいだから購入できませんといったことには未だ陥ったことはないです。
コンシェルジュ
24時間365日対応してくれるオンラインコンシェルジュがあります。
某アイドルグループのおかげで、ホテルがどこも満室になった時に、ダメもとでお願いしてみたらあっさり予約が取れたり、グアムで1ヶ月前には予約でいっぱいになってしまうと言われている、プロアのタモン店を出発2週間前に予約してくれたりと、ものすごい対応をしてくれます。
食へのこだわり
ダイナースの名前の由来は、食事をする人という意味の「ダイナース(Diners)」からきているそうです。
ダイナースクラブのホームページにその由来が載っていました。
きっかけは、ニューヨークのレストランでのこと。
食事を終えたマクナマラは財布を忘れてきたことに気づき、あわてて郊外の自宅に電話、夫人に現金を届けてもらいました。なんとか支払いは済ませたものの財布の到着を待っているのはかなり気まずいものでした。そこで彼は友人のシュナイダーに相談し、二人で1万ドルずつ出し合い、ツケで食事ができるクラブをつくることにしました。
ということもあって、ダイナースクラブでは食事に関するサービスが非常に手厚くなっています。
そのひとつが、エグゼクティブダイニングというサービスです。
エグゼクティブダイニング
ダイナースと提携しているレストランを2名以上で予約すると、1名分のコース料理が無料になるのです。
お店もかなりの有名店ばかりです。(6名以上で2名分無料になる「グループ特別プラン」もあります)
ダイナースのライバルにあたる、アメックスにも「ゴールド・ダイニング by 招待日和」というものがありますが、選べるお店の数が圧倒的に違います
半年(4月1日〜9月30日と10月1日〜3月31日)の期間毎に1店舗につき、1回という制限はありますが、何店舗でも利用できます。
確認できただけでも、最大で25,000円分のコース料理が1名分無料になるのです。
大体10,000円くらいのお店が平均のようですが、毎月、利用させていただければ、それだけでも十分に年会費は回収できそうです。
お得様との接待だったり、日頃、お世話になっている配偶者の方への感謝の気持ちだったりと、用途は様々です。
ディナー以外にもランチで利用できるお店もあります、打ち合わせやお祝い事に利用してみてはいかがでしょうか?
平ダイナースより選べるお店が多いです、いわゆる予約の取れない人気店などは、ダインバースプレミアムカードにしかなかったりします。
おもてなしプラン
おもてなしプランは、選りすぐりのレストランでシェフのこだわりが光る料理はもちろんのこと、シェフやオーナーが心を込めて用意してくれるその店ならではのおもてなしが、大切な方と過ごす特別な日を演出してくれます。
各レストラン独自の特典・サービスでおもてなしをしていただけます。
料亭プラン
通常では予約するのが難しい一見さんお断りの高級料亭をダイナースが代わりに予約してくれます。
ご年配のお得意様などで、伝統や格式を重んじる方にぴったりなプランもご用意されています。
サインレススタイル
ダイナースクラブカード会員がその場にいなくても、カードの提示やサインの必要なく支払いができる画期的なシステムです。
ご両親へのお祝いだったり、用事があってどうしても参加できないお得様との会食だったり、支払いで気を遣わせない心配りや、花束やプレゼントの贈呈などの演出もしてくれます。
レストランウィーク
ダイナースクラブでは、定期的にレストランウィークという食の一大イベントがあります。
2020年は、フランスレストランウィークでフランス料理をおとくに楽しむ20日間と称して開催される予定です。
全国の選りすぐりの名店で、期間限定で用意された特別メニューを、お手頃な価格で堪能できます。
ごひいき予約
予約困難な優良飲食店で、こともあろうことかドタキャンした予約情報をLINEで教えてくれるサービスです。
対象店舗には、すきやばし二郎や、うぶか、銀座・小十などの超有名店が含まれています。
予約は先着順の早い者勝ちになってしまいますので、行けたらラッキーと思うしかないですね。
世界120カ国900カ所以上の空港ラウンジ
旅行に行く前に、空港でのんびりと優雅に過ごしたいですよね。
空港にあるラウンジには2種類あるってご存知でしたか?
カード会社寄り合いのラウンジと、航空会社の上級会員が入れるラウンジがあります。
詳しい違いは、下記の記事をご覧になってください。
ダイナースカードだけでも、世界600箇所くらいの空港ラウンジに入室することができるのですが、ダイナースプレミアムにはプライオリティパスが標準でついてきます。しかも、家族会員分ももれなくついてくるのです。(別途、お申込み手続きが必要ですが)
無料でプライオリティパスが手に入るクレジットカードで有名なものと言えば、楽天プレミアムカードがありますが、こちらは本会員のみで家族会員は対象外となってしまいます。
海外旅行などで、トランジットする場合など空港で5~6時間足止めされることは結構あります。
本来なら、航空会社の上級会員やビジネスクラス以上の搭乗券を持っている人しか入れないラウンジでくつろぐことができるのは、大きなメリットだと言えます。
ラウンジのはしごなどすると結構楽しいですよ。
街中のラウンジも
ダイナースプレミアムで利用できるラウンジは、空港だけではなく街中にもあります。
銀座ラウンジ
銀座4丁目の交差点近くにあります。
銀座に行ったときに疲れたからと言ってお茶をしようと思ったら、コーヒー1杯1000円なんてことはザラに当たりしますが、ここは、落ち着いた空間で限られた人しか入れない貴重なサロンで、しかも、おいしいコーヒーや高級スイーツのサービスがあったりします。
D’sラウンジトーキョー(大丸東京店11階)
東京駅直結の大丸百貨店内にあるメンバーズサロンです。
大丸・松坂屋の外商カード、多額のお買い物をした大丸・松坂屋のクレジットカード保有者が入室できる居心地のいい空間です。
東京駅近辺でセミナーなどあったりした場合に、時間をつぶすにも絶好の立地です。
大き目のソファーもあるので、商談などのビジネスのシーンでも活用できます。
まとめ
16万円超と破格な年会費を取られますが、最高準の還元率1.5%を誇り、付帯サービスもたくさんついているので元は十分に取れると思います。
年会費もステータスで同じくらいのAmexプラチナカードと、マイルを貯めるという観点から比べると、こちらのカードをお勧めいたします。
現在、ANAダイナースクラブプレミアムカードを直接申し込むことはできません。ただし、裏技的な方法で申し込むことはできますので、ご興味がございましたら、ご連絡ください。
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